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第九回/病院薬剤師の主な仕事
【病棟業務[3] 医師・看護師等医療スタッフの薬剤使用の際、
事故が発生しないよう安全管理を行っている】

みなさんこんにちは。8月は病院薬剤師の学術大会で大忙しでお休みしてしまいました。9月に入り、学生の皆さんはいかがお過ごしでしょうか?来年から6年制の学生が入ってきますね。4年生の我々は危機感を強めています。

さて前回病棟業務[2]の話をしましたが、今回は[3]医師・看護師等医療スタッフの薬剤使用の際、事故が発生しないよう安全管理を行っている。ですが、医師・看護師にのみならず、薬剤が関与するところは全て薬剤師が介入するようになってきている話をします。

これも病院によって違いますが、当院ではおおまかに下記のような取り組みをしています。

1. 医師の入院処方箋を発行する時に薬剤師が処方設計を行い、発行前に介入している。
2. 電子カルテの処方発行について、様々に注意喚起がオーダする時に表示されるようにしている。
3. 看護師が薬を与薬する直前まで薬剤師が薬を管理している。
4. 世の中で発生した薬剤に関する事故を即日院内に周知している。

1.4.は想像がつくと思いますので、2.3.について細かくお話したいと思います。
2.
についてですが、現在電子カルテというパソコンを使った診療に世の中はシフトしていっています。医師がパソコンでカルテを書き、処方箋もパソコンで発行する。そして、その情報を院内のどこでも閲覧が可能であるといったシステムです。これにより、患者さんの待ち時間は大幅に減りましたが、電子カルテによる問題点としては、薬の選択のクリックミスです。院内採用の内服薬のみでも数百種類あり、当然類似した薬剤名が多数あり、医師がオーダ時クリックミスをしてしまうというミスが多く報告されています。そのため我々薬剤師はそのミスを日々集積し、多数規格があるものには取り間違えが起きないよう薬剤名の文頭に「他規格あり」などといったような視覚に訴え、ミスを減らすようなシステム作りも行っています。
3.についてですが、入院患者への与薬行為は医療行為であるため、医師、看護師のみしかできません。ですが、その直前まで薬剤師が全て管理を行っています。

病院によって薬剤師がどこまで介入しているかは本当に様々ですので、色々な病院の取り組みを聞き、自分の納得できる医療をできると思うところを見学してはいかがでしょうか?

次回は、学会や認定薬剤師、専門薬剤師についてどこまで進んでいるのか?をお話ししたいと思います。

それでは失礼します。
当院のホームページはこちらです。 http://www.ofunachuohp.net/

プロフィール
舟越亮寛
(ふなこしりょうかん)
千葉県出身
98年、城西大学薬学部薬学科 卒業。
東京大学病院薬剤師研 修を経て、 現在大船中央病院に勤務。薬剤部のまとめ役として 「心のこもった、ミスの無い」調剤・病棟業務に従事するかたわら、病院内の電子一元化業務にも携わる。
27歳、独身。
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