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第八回/病院薬剤師の主な仕事
【病棟業務[2] 検査値や病態をチェックし、 副作用の早期発見を行っている】

みなさんこんにちは。7月は関東では地震や台風など天災などが相次ぎ、大変でした。調整機構による学生の病院実習以外にも、学生のインターンシップ等、3年生の病院・薬局見学もあり、忙しい毎日を過ごしています。今月も、病院見学や就職希望の方で大賑わいでした。

さて、前回病棟業務@の話しをしましたが、今回は[2]検査値や病態をチェックし、副作用の早期発見を行っているですが、簡単に言えば、処方された薬剤を服用することで肝臓や腎臓に多少なりとも影響のある報告がある場合、処方の時点よりその臓器に関連する検査データや患者さんの他覚症状を薬剤師が確認・経過観察を行い、副作用の早期発見をし、重症・重篤に到らないようにしていることです。

これも病院によって違いますが、当院では下記の流れになっています。

1. 医師が処方箋を発行する(電子カルテのため自動で薬剤部のプリンターから出力)。
2. 1薬剤ごと薬物動態の流れと副作用の報告データを収集し、何の検査データをチェックしていくか検討する。
3. 1薬剤ごと副作用の初期症状を収集し、患者さんへ説明・指導を行い、自発報告を促す。
4. 副作用が疑われる場合は、迅速に医師・看護師と相談し処置をとる。

当院では、入院患者さん全員に薬の説明を行っています。持ち込んでこられた薬もそうですが、院内で処方された薬に関しても、最小限の副作用と最大の効果を発揮するよう副作用のチェックを行い、医師・看護師に副作用発現時の対処を説明し、患者さんにも説明しています。

特に、薬は、肝臓で分解、腎臓で排泄されているため、その分の臓器を痛めることが多々あります。また、抗癌剤等ではほぼ100%脱毛が起きるものもあります。そういった副作用を未然に防いだり、緩和させるための早期発見に、薬剤師は日々、努めています。

保険薬局では、まだ検査値を見ながら薬を説明する施設は少ないと思いますが、検査値や病態を見ながら説明できるのも、病院薬剤師の利点といえるでしょうね。

もちろん、検査値、病態が明確でなくても説明できることはたくさんありますが、保険薬局でも患者さんのデータを見ながら説明ができるようになると、薬剤師全体の評価や意欲が高まるのではないかと思いますが、みなさんはどう思われますか?

次回は、『B医師・看護師等医療スタッフの薬剤使用の際、事故が発生しないよう安全管理を行っている』について、どういった事を行っているのかをお話ししたいと思います。

それでは失礼します。
当院のホームページはこちらです。 http://www.ofunachuohp.net/

プロフィール
舟越亮寛
(ふなこしりょうかん)
千葉県出身
98年、城西大学薬学部薬学科 卒業。
東京大学病院薬剤師研 修を経て、 現在大船中央病院に勤務。薬剤部のまとめ役として 「心のこもった、ミスの無い」調剤・病棟業務に従事するかたわら、病院内の電子一元化業務にも携わる。
27歳、独身。
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