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第四回/病院薬剤師の主な仕事
【病院薬剤師の仕事−3;注射の混合】

こんにちは、関東では桜の花も散り、暖かい日が多くなってきました。国家試験も過去の中でも合格率が高かったようですね。当院の新人も無事全員合格をし、ほっと一息です。

さて、前回は注射調剤の紹介でしたが、今回は注射の混合についてお話しようと思います。前回の続きにもなりますが、病院就職の希望理由のひとつに保険薬局ではほとんど扱わない、注射調剤もそうですが、病院ではその調剤した注射剤を薬剤師が混合しています。

もちろん在宅における中心静脈栄養【 IVHや TPNといったりしますが】は保険薬局で混合を行っているところもありますがまだまだ少ないように思います。

病院では、そういった IVH、抗癌剤、末梢輸液など全ての混合に携わろうとしている病院が多くなってきました。こういった混合を行っているかどうかも病院を選ぶひとつの選択肢になるでしょう。

病院によって取り組みが下記のようにさまざまです。

1. 注射調剤するのみで混合は全て看護師
2. 注射調剤した IVHのみ薬剤師が混合
3. 注射調剤した IVH、抗癌剤のみ薬剤師が混合
4. 注射調剤した IVH、抗癌剤、末梢輸液全て薬剤師が混合

※ 当院では 4が行われていますが末梢輸液は一部です。

当院の注射調剤業務は基本行程は、一般的に下記の行程で行われています。

注射調剤⇒混合前監査⇒混合⇒混合後鑑査⇒各病棟払い出し

注射の混合は保険点数が IVHと抗癌剤においては算定されるので、結構実施している病院も多くなっていますが、末梢輸液は算定されないので、力を入れているレベルに差があるのが現状です。また、保険点数を算定するにはただ混合するのではなく、クリーンベンチや安全キャビネットといった無菌状態で混合できる機械が必要です(相当高額です)。でも、薬剤師が全て混合できるようになったら理想的ですね。

当院では注射調剤時に電子カルテで薬剤部のプリンターに混合用処方箋が出力されるので、混合した後に変更という事が少なくなり、混合後の破棄が少なくなりました。そのため、各病棟に払い出すのがとても円滑に進みます。

そういった病院を選ぶのに、一点注意が必要です。まず、混合を何時に行っているか?です。看護師のように三交替制で行っている病院から、朝のみ行っている病院など様々です。その点をよく病院見学や面談の時に聞いてみるとよいでしょう。
「薬は薬剤師が全て管理する」が理想的であれば、注射も調剤のみではなく混合まで行い、安全管理に努めるべきではないでしょうか。

では今回はこれで失礼します。次回は【病院機能評価とは】についてお話したいと思います。
当院のホームページはこちらです。 http://www.ofunachuohp.net/

プロフィール
舟越亮寛
(ふなこしりょうかん)
千葉県出身
98年、城西大学薬学部薬学科 卒業。
東京大学病院薬剤師研 修を経て、 現在大船中央病院に勤務。薬剤部のまとめ役として 「心のこもった、ミスの無い」調剤・病棟業務に従事するかたわら、病院内の電子一元化業務にも携わる。
27歳、独身。
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