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第三回/病院薬剤師の主な仕事
【病院薬剤師の仕事−2;注射調剤】

こんにちは、梅の花も咲き次は桜の花が待ち遠しい時期になりました。大学 4年生の方は、無事に国家試験を終える事ができたでしょうか?

さて、前回は入院外来調剤の紹介でしたが、今回は注射です。病院就職の希望の一つに、保険薬局ではほとんど扱わない注射の調剤・管理ができるからとおっしゃられる方もいらっしゃいますが、実際にどのように注射薬に携わっているかを紹介します。

行程は病院によって取り組みが下記のように様々です。

1. 入院患者さんに注射剤を渡すのに、各病棟へ翌日使用量を箱ごと病棟に払い出す
2. 患者さんごとに分けて、払い出す
3. 患者さんごとに分けて、ラベルに患者さんの名前や病棟を記載し払い出す

当院の注射調剤剤業務の基本行程は、一般的に下記の行程で行われています。

処方監査⇒ラベルの作成⇒調剤⇒調剤後監査⇒各病棟個人別の払い出し

注射は本音の話し、まだ注射剤という枠組みでは保険点数がないので、1〜 3のように力を入れているレベルに差があるのが現状です。

当院では入院外来調剤に同様に電子カルテで薬剤部のプリンタに処方箋が出力されるので、タイムラグが減り効率的になりました。そのため各病棟に払い出し、当日分は病棟に補充といった形がほとんどです(もちろん病棟には薬剤の定数が配置しています)。

みなさんであれば理解できると思いますが、飲み薬はもちろんですが、注射剤による医療事故が多く報告されていて、薬剤師の安全管理が求められてきています。みなさんは、どのような取り組みを行っている病院を希望でしょうか?
病院を選ばれる際には、注射剤をどこまでやっているかを聞いたほうがよいと思います。

ほかにも、注射は A薬と B薬を混ぜると白濁して使用できないなどの「配合変化」が多数有り、pHによるもの、溶解度など因子はさまざまにありますが、色々勉強できて楽しいのではないかと思います。ただ、輸液は 1本 500mlとか 1Lとかのものが多いので、力仕事はありますね。

では今回はこれで失礼します。次回は【病院薬剤師の仕事 3注射の混合】または、病院機能評価についてお話したいと思います。
当院のホームページはこちらです。 http://www.ofunachuohp.net/

プロフィール
舟越亮寛
(ふなこしりょうかん)
千葉県出身
98年、城西大学薬学部薬学科 卒業。
東京大学病院薬剤師研 修を経て、 現在大船中央病院に勤務。薬剤部のまとめ役として 「心のこもった、ミスの無い」調剤・病棟業務に従事するかたわら、病院内の電子一元化業務にも携わる。
27歳、独身。
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